ピアニストについて書かれた本


二十世紀の10大ピアニスト<br>ラフマニノフ/コルトー/シュナーベル/バックハウス/ルービンシュタイン<br>アラウ/ホロヴィッツ/ショスタコーヴィチ/リヒテル/グールド (幻冬舎新書)
ラフマニノフ/コルトー/シュナーベル/バックハウス/ルービンシュタイン
アラウ/ホロヴィッツ/ショスタコーヴィチ/リヒテル/グールド (幻冬舎新書)

10人の巨匠ピアニストたちの群像劇。CDを聴いてちょっと気になるピアニストのことを知るにはちょうどいいかもしれません。続いて聴いてみたいピアニストが出てくるかも。

巨匠(マエストロ)たちのラストコンサート (文春新書)
クラシックの巨匠たちの最後のときに迫ったドキュメンタリー風の本です。ピアニストはグールドとリパッティしか入っていませんが、トスカニーニやバーンスタイン、ロストロポーヴィチなどのそうそうたるメンバーが収録されています。音楽に人生を捧げたマエストロたちが最後のコンサートを迎える時はこちらもグッときてしまいます。ちなみにグールドについては様々な資料が提示され、推察されるのですが、新たな発見がありました。

マルタアルゲリッチ 子供と魔法
マルタ・アルゲリッチの伝記です。アルゲリッチ本人に密着取材し、彼女の生地ブエノス・アイレスにおける子ども時代から、彼女の受けたピアノ教育、グルダ、ミケランジェリ、ホロヴィッツ、ポゴレリッチら個性的な名ピアニストとの出会い、1965年ショパン・コンクールでのセンセーショナルな優勝、3度の結婚生活と、父親の違う3人の娘のこと、闘病生活、日本のこと(別府音楽祭)などが非常にオープンに綴られています。

対話録「さすらい人」ブレンデル リストからモーツァルトへの道程
ブレンデルの音楽への思いや人となりが分かるブレンデルが好きな人にとってはたまらない1冊だと思います。ブレンデルはCDのジャケットなどはお茶目なのが多いのですが、真面目な人なんだなあと思いました。

アルフレッド・コルトー(新装版)
教育者としても演奏家としても、さらには指揮者としても活躍した19世紀の香りを残したコルトーという人物をより詳しく理解するならこの評伝を読んでみてください。

グレン・グールドは語る (ちくま学芸文庫)
グールドのインタビュー本です。
グールドについては奇人や変人といったイメージがありますが、実際の人となりは本人と接してみないとわからないでしょう。
その意味で貴重なインタビューと言えるかも。

グレン・グールド シークレット・ライフ
最近東京ではグールドのドキュメンタリー映画があったそうで、見に行けず悔しい思いをしていましたが、これが脚本というか元となった本ですね。
グールドの周囲の人へのインタビューを通してグールドを知ろう、というコンセプトで、特にグールドの女性関係にも触れた初めての本です。

グレン・グールドのピアノ
グールドとピアノについてのノンフィクション。
グールドが求める理想のピアノと、調律師などの関係者との織り成す人間模様が描かれています。
グールドと言うと父親が作った足の短い椅子やスタインウェイ、もしくは最後に使用していたヤマハをすぐに連想しますが、チッカリングを使用していたり、理想のピアノを追い求めるグールドはその他のピアノもチェックしていたそうです。
ピアノにもグールドにも興味のある人には特にオススメの1冊。

グレン・グールド ア・ライフ・イン・ピクチャーズ
グールドの没後20年、生誕70年を記念して作られた写真集。
グールドは映像方面でもかなり活躍したせいか、それとも単にハンサムだからか、残されている写真はどれも素晴らしいのでこれもぜひ欲しいです。
Glenn Gould: A Life in Pictures←海外からの発送となりそうですが値段的にはこちらも安くていいかもです。

命の響 左手のピアニスト、生きる勇気をくれる23の言葉
館野泉、本人による言葉と、それに付随するエピソード集です。

巷に溢れる元気の出る言葉とは格が違う。ちょっとした言葉も館野泉の人生を考えれば深く沁みます。

また、深刻過ぎず、飄々とした文章にも魅力的な人柄が現れていると思います。
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