ピアノについて書かれた本


ピアノ・マニュアル 日本版
現代のピアノの構造をオールカラーの写真で説明しているため、構造を知りたい人にベストなのではないでしょうか?HAYNESのマニュアルにしては珍しく日本語訳されているのも助かります。ピアノの買い方についてなども専門家目線で書いてあり、それは良いことなのですが、軽く読むということには向いていません。構造や修理に興味があるとか、将来調律師などを目指す方は1度読んで本当に自分にできるかを考えてもいいと思います。

チェンバロ フォルテピアノ
ピアノの誕生から1900年くらいまでのフォルテピアノやチェンバロ、クラビコードについて書かれた多くの本の中で、おそらく最も詳しい本だと思われます。
あまりに詳しいため、ページ数も相当あり、一気にすべて読むのは難しいくらいです。本屋さんに売っている知識では満足できない方にお勧めです!

新版 ピアノの歴史 楽器の変遷と音楽家のはなし (オルフェ・ライブラリー)
ハイドンやモーツァルトを理解するうえで、ピアノの歴史、楽器の変遷を知ることが重要だと筆者は考えています。東京芸大でも教科書として使われたこともあるこの本は音楽家と楽器の関係に焦点を当てた切り口の違う内容だと思います。

カラー図解 ピアノの歴史---作曲家が愛した、当時のピアノで奏でるCD付
まず、ピアノの発展やら、構造をカラーで解説されており、これ一冊で十分ピアノの内部のことが分かります。さらに、綺麗なピアノをこれまたカラーでメーカー別に紹介されておりこれも十分楽しめます。CDでは、作曲者が作曲した時のピアノで再現されていて、これもなかなか聴けないレアなものでした。ベートーヴェン、ショパン、シューマンといった有名作曲家のこれまた有名な曲を、彼らが愛したピアノで再現するというファンにはたまらないCDでした。初めてピアノについて読むなら、これ以上の本はないと思います。

まるごとピアノの本
この本はこれからピアノを買おうとする人にとってすごく役に立つと思います。最初の章ではピアノとは何かというところから騒音についてやデジタルピアノまで知りたい!と思うことが書かれています。さらに、世界中のメーカーも書かれていますので、すでにピアノをお持ちの方も面白いと思います。ただ、写真が白黒であることと、そもそもあまり写真がないところが残念です。

ピアノはいつピアノになったか? (阪大リーブル001)【CD付】
10人以上の専門家によるピアノとクラシックに関する本です。初期のピアノからはじまり、ベートーヴェンやリストの時代に彼らの音楽にピアノはどのような影響を与え、逆に彼らの音楽からピアノがどのような影響を受けたのか。ピアノの発展の歴史がよく分かります。

ピアノおもしろ雑学事典―知ってるようで知らない
この本は雑学というタイトルですが、ピアノの構造やメーカーについてもしっかりと写真入りで説明されています。さらにこの本の特徴はクラシックにこだわらず、たとえばジャズまで手広く話題があり、読んでいて飽きがきません。『「黒鍵」ならぬ「赤鍵」があった!?』なんて言われたら、読んで人に言いたくなっちゃいます。
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