ロッシーニ

Gioachino Rossini【1792年2月29日-1868年11月13日】

Rossiniロッシーニは1792年、イタリアで生まれた。

両親は音楽家ではないものの、共に音楽を愛し、彼も6歳でボローニャ音楽院へ入学を果たした神童であった。

また、彼の若い頃の容姿は美しく、「天使」と形容されることもあった。彼は1810年にオペラ作曲家としてデビューし、1816年「セビリアの理髪師」により、一躍ヨーロッパ中から名声を獲得した。

この曲は、ベートーヴェンからも絶賛されたという。

その後、イタリアからパリに拠点を移し、最後のオペラ曲「ウィリアム・テル」を発表し、数年後には故郷に戻り、宗教曲や小品の作曲を行った。

ロッシーニはまた、美食家としても有名で、60歳になった頃パリに戻り、サロンを経営して晩餐会を多く開いた。また、作曲面では同じフレーズ、メロディの使い回しをしていたのだが、これは当時では珍しくない手法である。よく聞くとおもしろいだろう。

□ジョアキーノ・ロッシーニ 略歴

1792年 イタリアで生まれる
1800年 ボローニャ音楽院に入学
1810年 オペラ作曲家としてデビュー
1816年 「セビリアの理髪師」を発表
1822年 結婚
1824年 パリ・オペラ座の音楽監督に就任
1829年 「ウィリアム・テル」を発表
1826年 ボローニャに戻る
1855年 パリでサロンを経営