エミール・ギレリス

Emil Grigoryevich Gilels【1916年10月6日~1985年10月14日】

N響85周年記念シリーズ:ベートーヴェン、チャイコフスキー/ギーゼキング、ギレリス (NHK Symphony Orchestra, Tokyo) [2CD]

ギレリスは1916年、ウクライナで生まれた。

5歳からピアノを学び、13歳でコンサートデビューを果たした。また、同年オデッサ音楽院に入学した。

その後オデッサ音楽院在学中に第1回全ソビエト連邦ピアノコンクールで優勝した。

このとき、観客は全員総立ちだっということである。

1935年音楽院を卒業した後、モスクワ音楽院に入学し、ネイガウス教授のもとで勉強した。

ウィーン国際ピアノコンクールでは2位となったが、1938年のイザイ国際コンクールではミケランジェリを破って優勝し、大戦中は故国ソ連のために、多くの慰問演奏会を開いて回った。

その後政府から許され、ヨーロッパやアメリカをツアーし、録音も重ねたため西側諸国でも有名なピアニストとなった。1952年からはモスクワ音楽院で教鞭をとり、後進の育成にも努めた。

レパートリーはかなり広く、バロック時代のバッハからロマン派のブラームス、プロコフィエフまで弾いている。彼の演奏は、明確なタッチで技術的にも優れていたため、若い頃は「鋼鉄のピアニスト」という異名をとったが、決して技術におぼれることが無く、晩年にいたるまで素晴らしい演奏を続けた。

Beethoven Sonatas

 

□エミール・ギレリス 略歴

1916年 ウクライナで生まれる
1922年 ピアノを学び始める
1929年 コンサートデビュー
1930年 オデッサ音楽院に入学
1933年 全ソビエト連邦ピアノコンクール優勝
1938年 イザイ国際コンクール優勝
1947年 ヨーロッパデビュー
1952年 モスクワ音楽院教授に就任
1955年 アメリカデビュー
1985年 死去

□エミール・ギレリス DVD紹介


アート・オブ・ピアノ-20世紀の偉大なピアニストたち- [DVD]
映像で歴史的演奏を見ることができます。
スタインウェイをパデレフスキ、ホフマン、ホロヴィッツ、シフラ、ヘス、ルービンシュタイン、ギレリス、ミケランジェリ、グールドが弾いています。
また、プレイエルを弾き、授業をするコルトーやベーゼンドルファーをバックハウス、フィッシャーが弾いています。

ピアノメーカーは確認できませんでしたが、リヒテル、モイセイヴィチ、プランテも演奏を見せてくれます。

楽器を楽しむだけでなく、伝説の巨匠達を映像で見るチャンスはなかなかありませんので貴重なDVDです。

□エミール・ギレリス CD紹介


Icon: Emil Gilels, 25th Anniversary of Death
ベートーヴェン、ラフマニノフ、チャイコフスキー、サン=サーンスの協奏曲やモーツァルト、ショパン、ショスタコーヴィチのピアノ曲の収められたボックスです。偉大なピアニストの録音をこのようにまとめて聴くことができるのはありがたいことです。

エミール・ギレリス ベートーヴェン名演奏集(6枚組)
ライブ録音はスタジオ録音とは違った魅力があります。コンサートで聴いてみたかったと思わせる巨匠の音楽をどうぞ。

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」、第21番「ワルトシュタイン」、第26番「告別」
ベートーヴェンのソナタは「鋼鉄のピアニスト」と呼ばれ、強靭で明確なタッチのギレリスにぴったりだと思います。他にもバックハウスやケンプなど多くのベートーヴェン弾きがいますが、ギレリスも最高の一人だと思います。

ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番&第14番&第23番
こちらは特にベートーヴェンのソナタの中でも有名なものです。特にベートーヴェン弾きとして有名ではありませんが、ギレリスのタッチが好きな方ならお気に召すこと間違いなしです。